puchのひとりごと

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地域発展に向けて地域の魅力を生かすための3つの方策



 今回の記事は前回の続きで、地域の経済的衰退を防ぐ&発展を目指すにはどうすればいいかについて論じたいと思う。
 また長くなってしまったので、面白く無さそうな部分はまた今度載せようと思います。ぶっちゃけストックができたので幸せ。

 TPPに関しても書いてみたけど、長くなったし今回の文章とあまり関係無くなったので分けました。時間のある時にでも一つずつご覧頂ければ幸いです。


 では、地域発展のための方策について。まず前回の軽いおさらいから。

 前回の記事で、グローバル化のおかげで経済活動の集積が起きるようになってて、先進国においては知識の生産に有利な場所に集積が起こって来ていることを話した。
 ちょっと舌足らずだった部分もあったのだが、知識の生産+応用に有利な場所が魅力的になってきているということで理解してほしい。

 じゃあ知識の生産+応用に有利な環境を作るにはどうすればいいのか。これはあまり面白くないかもしれないので、これについてをまた今度書こうと思います。みんなが興味があるのは、地域の魅力をどう生かしたらいいかなぁと思うし。ぶっちゃけ俺もこっちの方が興味がある。


 ただ、地域の魅力を生かす方策を語る前に、知識の生産かつ応用に有利な場所を作る事の重要性にだけ触れたい。
 経済発展において核となる地域を自分の分野ではgrowth poleと呼んでいるのだが、このgrowth poleをたくさん作る事が国の発展にとって重要。実は色々な地域がそれぞれの魅力を発揮するためにも、growth pole=知識の生産かつ応用に有利な場所をたくさん作る事が必要なのである。


ー経済発展の核となる地域の重要性
 なぜgrowth poleがたくさん必要なのか。growth poleができれば、growth poleのある地域は当然潤う。でもそれだけではなくて、growth poleの地域に輸出したり、逆にgrowth poleの住民が観光などで周辺地域を訪れることによって周辺地域も潤って行く事になる。そうやって、知識の生産に有利でないけど地域として非常に魅力のある地域も発展していけるようになる。

 つまり、growth poleがあることによって、色々な地域がそれぞれの魅力を発揮できるようになるということ。

 例えば福岡に大きなgrowth poleができれば、その恩恵を他の九州5県が被る可能性が高い。今の日本はホントに東京一極集中で、地方に全然恩恵が行かない形になってしまっている。

 なのでまずgrowth poleをたくさん作らないことには始まらない部分があるのだが、まあ日本にgrowth poleがたくさんあるとして、どうすれば地域の魅力を生かしてgrowth poleの恩恵にあずかれるについてこれから話して行く。


ー地域の魅力を生かすための3つの方策
 具体的にどう地域の魅力を生かして行けばよいのか。事例とともに3つほど方策を挙げる。

a、growth poleへの輸出
 輸出といっても、機械製品の輸出ではない。地域の名産品の輸出である。特に観光的な魅力を持たない農村や漁村にとっては、これは非常に重要。地域の名産品ができ、加工工場ができることによって、雇用も増えて行くだろう。雇用が増えれば若者も定着するようになり、好循環が生まれる。逆にそれが無いと衰退の一途をたどってしまう。

 事例として、四万十川の事例を紹介する。以下の記事で、一人のデザイナーが次々と地域の名産品を作り出し、四万十の発展を率いて行った過程が描かれている。デザインの重要性も明らかにしてくれる記事だと思うし、人間味も溢れてて、俺のすごい好きな記事。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20091021/207693/?rt=nocnt


b、growth poleからの観光
 観光客を引きつけるのに地域の魅力を生かす必要があるのはなんとなくわかると思う。ゆるキャラ、映画のロケ地、雄大な自然、美味いレストランなど、色々な形での地域の魅力の生かし方があるだろう。

 ここでは面白い例として、国内のgrowth poleではなく、海外のgrowth poleからの観光客を引きつけた例を紹介したい。北海道は釧路×中国映画ー「狙った恋の落とし方。」。

 釧路って道外の人からしたら有名かもしれんけど、北海道を旅行しまくった身からすると意外と行きにくいor結構あっさり通り過ぎてしまうような土地だったりする。最終目的地がもっと東(知床とか)であったりすることが多いし。
 それがこの映画が中国で大人気を博したおかげで、釧路の観光客が格段に増えたらしい。日中友好の一つの架け橋として見れるかもしれんし、非常に面白い事例。「冬ソナ」が日韓の距離を近くした(俺はそう感じた)のもそうだけど、映像作品ってやっぱすごいね。

 実は俺はこれに関してあまり詳しく無いのでwikipediaの記事だけ貼っときます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/狙った恋の落とし方。


c、growth poleからの居住
 観光で呼び寄せるだけでなく、そのまま居住してくれたら当然その地域でお金をたくさん使ってくれることになるだろう。

 ただ、日本において周辺地域に居住してくれるのは、主に退職後の高齢者ぐらい。しかも、高齢になるにつれ運転ができなくなったりして移動の幅が狭まってくるので、病院などさまざまな施設がコンパクトに配置されているような所しか高齢者は移住しないだろう。

 このような条件を満たし、高齢者移住で発展している事例が北海道の伊達市。豊かな自然、オープンでおおらかな風土、そして高齢者の乗り合いタクシーや移住お試し賃貸住宅などの事業によって高齢者がたくさん移住し、地価も上がってきている都市である。

 この事例に対しては自分が読んだ本を紹介する。
http://www.amazon.co.jp/この街は、なぜ元気なのか-桐山-秀樹/dp/476126554X/ref=sr_1_11?ie=UTF8&qid=1319495854&sr=8-11

 レビューアーが伊達市の現状の事をボロボロに書いてるけど、それもまあ確かなのだろうと思う。ただ、これからでもあるとは思うけど。




 地域の魅力の生かし方については以上。個人的にはaが結構キーポイントだと思ってたりする。見過ごされがちかとも思うしね。


 最後にまとめ。
・知識の生産・応用に有利な場所=growth poleをたくさん作る事が周辺地域のためになり、日本全体を発展させることになる
・周辺地域の戦略としては、農産物などの名産品輸出、地域の魅力を生かした観光事業、都市の魅力を生かした高齢者に優しい移住事業の3つが有力。



読んで下さってありがとうございました。
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学んだ事紹介ーグローバル化における地域の重要性





こんにちは。


 こちらスウェーデンは急激に冷え込み、昨日はチャリの座席が凍るぐらいの寒さになったりしてます。この急激な冷え込みは札幌を思い出させる感じ。
 と思いきや、今日の朝は雪のようなものを発見。ようやく紅葉が深まり落ち葉が増え始めたかと思いきや…スウェーデンさんは電車とかはマジトロトロしてんのに季節の変化は速い。まあ冬は長いけど。



 今回は自分が修論を通じて学んだことについて紹介したいと思います。

 いつか書いたかもしれないけど、自分の修論の初めのテーマは「日本の製造業の空洞化について」という感じだった。問題意識は実はもうちょっと別の所にあって、根本的に今日本で言われてる地域衰退について何か改善策を打ち出せればと思い、地域衰退に関係している製造業の空洞化について調べてみることにしたわけである。

 このテーマを選んだのは空洞化とか製造業というテーマが日本に帰った時に世間受けしそうってのも一つあった。
 ギター始めたのはモテたいからです、という動機に近い感じ。


 最終的にその修論は似たテーマで大きく別物になったのだが、色々とわかった点がいくつかあって、その中でも大きく思ったのはグローバル化時代における地域の重要性である。これが今回のブログのテーマ。


 ここでグローバル化っていうのは、物や人の国際的な流れがどんどん活発になる状況だと思ってくれればいい。

 グローバル化の影響については、グローバル化によって物があふれ人が交流することによって、国という境目が消え世界が均質化する方向に向かって行くという議論が多くある。しかし経済的に今起こっている現象はむしろ逆。日本を見ればそれは一目瞭然で、地域は衰退し、経済活動は東京に一極集中するようになっている(これは人口動態が関わっている部分も大いにある)。途上国でも、中国とかは発展する一方でアフリカの多くの国は貧しいままだとか、途上国間でも大きな格差が生まれつつあるのが現状。

 実はグローバル化には経済活動の集積を加速させる力があって、経済活動は魅力のある地域にどんどん固まるようになり、逆に魅力の無い地域はどんどん衰退するようになってきている。言い換えれば地域の力がもろに出る世の中になってしまったということ。だから日本の地域は衰退しているっていうのが俺の考え。


 なぜグローバル化が経済活動の集積を加速させるのか。一つの説明としては、グローバル化で物や人の流れが活発になり、色んな場所での生産が容易になった分、生産に有利な場所に企業が集まるようになったこと。一部の途上国は物の生産に有利なため生産設備の集積が進んでいる。で、逆に先進国では製造業の空洞化が進んでいると。

 逆に先進国内で企業が集まる場所は、知識の生産に有利な場所。イノベーションの分野においては、知識、特に暗黙知というもの(ググって下さい)はすぐにかつ簡単には広まらないものであり、知識を持つ人材との直接的なコミュニケーションが求められるとされている。技術革新のスピードがどんどん速まっている昨今、有力な知識をすぐに吸収する事が企業競争力を保つために必要となっており、そのために企業が有力な知識を持つ人材になるべく近い所に集中するというのが集積の理論。
 さらには、知識を生むのに一番効率がいいと言われているのも実は集積で、多様な人が集まり、交流し合い、色々なアイデアに触れることによって新しい知識が生まれやすいと言われている。
 
 つまりは、知識生産の重要性、メカニズムが先進国における集積を生んでいるということ。人材や知識というものは比較的土着性が強いものなので、有力な人材や知識を持つ地域に企業が集まり続け、そういう資源を持たない地域はどんどん衰退して行く事になってしまう。


 では地域の衰退を防ぐためにはどうすればいいのか。それに関しては、ここまでで結構長くなった気がするので、また今度にしようと思います。中途半端だったりするかね。


まあじゃあまた。

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